twitterで「氷河期世代」がトレンドに上がっていたので見てみたところ、共感できる氷河期世代のツイートがある一方で、氷河期世代の成功者や若い世代からの攻撃的、侮蔑的なツイートもチラホラ見られて、これは心に悪影響、とそっとtwitterを閉じたのであった。
そしてチラ見した刺々しい攻撃的ツイートをゆっくり咀嚼してみると、「ああ、これ、大学生の頃、ワイドショーやニュース番組の偉そうなオッサンオバハンコメンテーターや父親とかに今時の若いやつらは……みたいな感じで言われてたのとまったく同じヤツだ。」ということに気づいた次第。
基本的に境遇に文句を言うと「甘え」だの「努力が足りない」「自己責任」という言葉が返ってきて(努力してんのに報われないから文句言ってんだけどねぇ)、「文句を言わず頑張ります!」というと「いや、実務経験ない氷河期世代要らないんだよね……」と言われ(未経験者採用は新卒とバイトに限られてるのにどこで実務経験積みゃ良いのですか)、「これも全部自分の甘えや努力の足りなさのせいなのだ」と思い込むと病んで死にたくなる、という、ああ、どれもこれも懐かしいあの味。うんうん、大学卒業時から、20年近く経ってて、なんとなく世の中も変わったのかなと思っていたけど、20年間、氷河期世代という名前のおんぼろ船に載せられ続けているのは変わりなく、これは死ぬまで続くんだな、しょぼん、とか思ってしまう。(氷河期世代に何の対策も講じられなかった理由の一つが、人口ボリュームのでかい親・祖父母世代の無理解もあったかと)
氷河期世代の問題って「残機概念が無くハマると永遠に抜け出せない詰みゲー」であることで、努力でなんとかなりづらいところだと思ってるんですが、一方で誰もが出来るレベルではない死ぬ物狂いの努力や、特殊な実業やフリーランスの才能、時の運でなんとかなった人たちもいて、そういった人たちが生存バイアスで「自分なんかが何とかなってるんだから、氷河期ガーと騒いでいる氷河期世代は甘えで努力が足りないだけだ。あんなやつらは自業自得だ知らんほっておけ」と、まるで崖から這い上がろうとしている遭難者を、崖に先に上った別の遭難者が足で踏みつけて崖の下に突き落とすかのような言説を振りまいているんですよね。
加えて、実際「俺たちは誰よりも大変なんだー慰めてくれー」とことあるごとにSNSでウザめに連投したり、「は? Z世代とかヌルゲーなんだが? 俺たちのほうがツラかったんだが?」みたいな謎の不幸マウントを取りだす者もいるせいで煙たがられ、前述の氷河期サバイバー強者に便乗してウザい氷河期世代を叩こうとする若い世代も増えているのだろうなあ、と予測します。(これひどくなると、ますます転職が厳しくなるのでやめてほしい……採用・不採用は常に採用担当の個人の偏見で決まるから)
政府についても相変わらずで、10年前くらいから少子化対策必要だと声を上げていたのに、我々が子供を諦める年齢になってから「異次元の少子化対策」とか言い出した時点で、もうなんか「要らない子」ならぬ「要らない世代」なんだろうなあ(だって彼らは前述した親以上の世代や成功者なので、甘えてると思ってるんだろうしね)、意地でも我々世代にはなんらの対策も講じないつもりなんだなぁと感じ、これたぶん日本に住んでる限り永遠にこの扱いが変わらない(我々が高齢者になったら高齢者に厳しい社会に間違いなく、なる)ので、もう他の国の人たちや、大昔にアメリカやブラジルに渡った日本人たちがやったように、移民になるしかないんじゃないかな、と思ってます。なのでひそかに英語の勉強をしていたり。まあ英語の勉強も、英会話とかやると金かかって今の無職では破産するので、独学なんですが。効率悪い。
まあ唯一の救いは、氷河期世代に石ぶつけてくる人たちも別にそんなに楽しそうな生活してないというところで……ていうか、今の日本で楽しそうにしている人っているのか? 毎日家で寝っ転がってテレビ見てヘラヘラしたり山登ったりドライブしたりそんでアクセルとブレーキ踏み間違えたり逆走したりしている金持ち高齢者くらい?
なんだか貧しくても仕事なくても、陽気で楽しく生きていればなんとかなる、ということすら達成が高難度そうな日本社会のように見えるけど、人生楽しくなかったわ、クソやったわ、と思いながら野垂れ死ぬのはイヤなので、自分のできる範囲であがいていきたいなと思います。
がんばりすぎないようにがんばっていきましょう。

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